MOTO GUZZI California 1400 Custom
本日はMOTO GUZZIの新型車両New California 1400 Customをご紹介させて頂きます。
昨年末に日本でも発売となったNew V7シリーズが全世界で好調な売れ行きを見せるMOTO GUZZIですが、その状況に甘んじる事無く、新型エンジン、最新の電子制御システムを搭載したフラッグシップモデル「MOTO GUZZI New California 1400」を発売し本国イタリアは勿論ですが、MOTO GUZZIファンの多いアメリカでも大変な人気で生産が追い付いていない状況の様です。
そのNew California 1400 Customがいよいよ日本にも12月下旬に発売となります。
MOTO GUZZIのCaliforniaは40年以上の歴史がある人気車種ですが、今回は某D社の初代モンスターをデザインしたミゲール・ガルーツィがデザインし、歴代のCaliforniaの持つ風格と最新のデザインを見事にマッチングさせています。
California 1400 CustomのエンジンはMOTO GUZZI伝統のV90°縦置きですが、現行の1150ccエンジンをベースとした新型エンジンとなり、排気量はMOTO GUZZIの歴代最高となる1380cc、空油冷4サイクル2気筒SOHC4バルブエンジンをフローティングマウントで搭載しています。
同じピアッジオグループである、APRILIAのRSV4等にも採用されているライド・バイ・ワイヤー(電子制御スロットルコントロール)と電子制御インジェクションを搭載しています。
ライド・バイ・ワイヤーを搭載した事で、手元のスイッチでレイン、ツーリング、スポーツの3タイプのモードが瞬時に切り替える事が可能です。
MOTO GUZZI California 1400 Customには路面状況、走行シチュエーションに応じてで3段階で介入度が選択できるMGCT(Moto Guzzi Controllo di Trazione モトグッティトラクションコントロール)とデュアルチャンネルABSが装備されています。
2750rpmで120Nmの最大トルクを発生させるトルクフルなエンジンとお世辞にも軽いとは言えない車重を考えるとMGCTとABSは必需品と言える装備なのかもしれません。
また、オートクルーズも標準装備されていますのでクルーザーとしての機能も抜かり有りません。
細かな部分のデザインも凝っており、ヘッドライト近年の欧州4輪車でよく見られるLEDデイライトを装備、リアフェンダーに埋め込まれたインテグレーテッドLEDテールライト/ウインカーはシンプルかつ思い切ったデザインです。
視認性の良い大型コンビネーションメーターは、アナログ式のタコメーターの中心にLCDを配し、速度、外気温、ガソリン残量、ギアポジション、現在選択しているマップ、トラクションコントロールの介入度が表示されます。
足回りはザックス製46mmテレスコピッチフロントフォーク、リアショックもザックス製のリザーバー付きツインショックでプリロード、リバウンドダンパーの調整が可能です。
ブレーキはフロントに320mmブレーキローターにブレンボ製ラジアルマウント4ポットキャリパーをダブルで装着、リアは282mmブレーキローターにブレンボ製2ポットキャリパーと制動力は抜かりありません。
車両はまだ日本に無いのでインプレッションは出来ませんが、昨年12月にスペインで行われたプレス向けのカンファレンスでの試乗記事を読むと、クルーザーではあるがコーナリング性能も高く、イタリア車特有のスポーティーな部分も十分堪能出来るとの事です。
当店ではMOTO GUZZI California 1400 Customが入荷次第試乗車を御用意致しますので御期待下さい。
最後に気になる価格ですが、¥1,948,000と国内外の同タイプ車両と比べても決して高く無い設定です。装備が充実している事を考えるとむしろ安い価格設定なのかもしれません。
実はこの車両10月1日よりご予約承っております。ご予約頂いた方先着20名に2012年のEICMAショーで限られた方に配布された、Califonia特製モノグラフィックブックをプレゼントさせて頂きます。50ページ以上で渡りNew Californiaの魅力やMOTO GUZZIのヒストリーを掲載したコレクターズアイテムとの事です。
入荷は少し先になりますが今回ご紹介した当Blogで少しでもMOTO GUZZIがこの車両に掛ける意気込みを感じて頂ければ幸いです。
MOTO GUZZI California 1400 Customの詳しい諸元等はこちらでご確認頂けます。
The comments to this entry are closed.
Comments